難燃性能について

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難燃剤としてのSOUFA

SOUFAは防蟻剤としてご利用いただけると同時に、木材に難燃性能を付与することが可能です。防蟻防腐性能と難燃性能のWの効果で住宅を守ることができます。

高い難燃性能

SOUFAは、高濃度のホウ酸系水溶液を木材に含浸することにより、木材内部で強力な炭化層を形成し、酸素を遮断し、燃焼を防ぎます。中性水溶液であるため、万が一の火災時にも有毒ガスが発生しないため安全性が高いことが特徴です。

防蟻剤SOUFAの高い難燃性能
  • 非晶質ホウ酸ナトリウムの燃焼メカニズム

    防蟻剤SOUFAの非晶質ホウ酸ナトリウムの燃焼メカニズム
  • 紙の難燃化

    防蟻剤SOUFAで紙の難燃化

他の難燃剤との比較

種類 難燃化の仕組み 欠点 難燃効果 環境負荷
ホウ素系 炭化層を生成し酸素、熱を遮断。 溶解度が小さいため、高濃度の溶液が必要。
SOUFAはこの欠点を克服。
臭素(ブロム)系 臭素系ガスを発生し酸素を遮断。ラジカルをトラップとして燃焼抑制。酸化アンモチンと相乗効果あり。 燃焼により臭素系の有毒ガス、ダイオキシン類を発生。生体蓄積性の指摘。EUでは禁止の方向。 ×
塩素系 塩素系ガスを発生し酸素を遮断。ラジカルをトラップとして燃焼抑制。 燃焼により塩素系の有毒ガス、ダイオキシン類を発生。塩化ビニールと同様に使用されない方向へ。 ×
リン系 炭化層を生成し酸素、熱を遮断。窒素系と併用が多い。 燃焼時に有毒なホスフィンガスを発生。環境ホルモン作用の指摘。 ×
シリコーン系 Si-C無機断熱層を形成。 高価。難燃効果が小さい。
水和金属系化合物 脱水反応により吸熱。無機断熱層の形成。 大量添加が必要。
窒素含有化合物 窒素系ガスにより酸素を遮断。リン系との併用が多い。 難燃効果が小さい。

他のホウ酸系防蟻剤と違う理由

ホウ酸は本来、水に対して約4%程度しか溶解することがありま せんでした。 しかし我々は長年の研究によって、特殊な技術でホウ酸系イオン 重合体を作ることで約 30%以上の有効成分を含んだ高濃度のホウ酸水溶液を作ることを可能にしました。 そのため、他の防蟻剤には無い性能を付与することができたのです。

難燃性能も高まる防蟻剤SOUFAが他のホウ酸系防蟻剤と違う理由

相性の良い素材について

SOUFAは、木材はもちろんのこと紙や和紙、段ボールとの相性が非常に良いです。
また、麻や綿といった自然素材にも優れた難燃性能を付与することが可能です。すでにセルロース用難燃剤として多数の実績があります。
現在も様々な素材での実験・研究を行なっており、今後も広い用途で活躍が期待されています。

難燃性能も高まる防蟻剤SOUFAの相性の良い素材について

産学連携の結晶 SOUFA

SOUFA は、金沢工業大学(バイオ・化学部応用化学科)教授露本伊佐男 博士(工学)、京都大学 生存圏研究所(居住圏環境共生分野)教授 吉村剛 博士 (農学) のご尽力により、開発実験が行われ商品化されました。 これからも新しい技術開発に向けて、産学連携を強化し、安心安全な世の中を創るために挑戦し続けたいと考えます。

  • 防蟻剤SOUFAの産学連携の結晶 SOUFA:画像1
  • 防蟻剤SOUFAの産学連携の結晶 SOUFA:画像2